ワイン醸造

ワイン醸造

ワインに薬用の効用があることは広く知られています。ペルシア、エジプト、古代ギリシア・ローマの医者たちは、この秘密を知っていました。中世イスラーム世界の治療者たちもワインを、医薬品としてのバルサム（本来はバルサム樹の樹脂で、香料、鎮痛剤、解毒剤としての効用があった）として使っていました。オマル・ハイヤーム、ハーフェズなどといった東洋の詩人たちの多くが、自らの詩作のなかでワインについて歌い、それを「神々の飲み物」と呼びました。概して、ウズベキスタンにおけるワイン醸造とブドウ栽培は、多くの才能ある学者の名前に結びついています。例えば、ミハイル・ホヴレンコとリザマット・ムサムハメドフは、近代ワイン醸造の科学に、大きな貢献をしました。ホヴレンコ名称サマルカンドワイン工場をめぐる楽しいツアーに、ぜひご参加ください。そこでは、高級ウズベクワインの様々な10種類を試すことができます。ワインを試飲した後には、ワイン醸造博物館見学が、お客様にとって、より興味深いものになるでしょう。ここで、古代からのワインの歴史を辿るために過去を垣間見た後、ワイン醸造の秘密や技術を、すべて知ることができます。

ホヴレンコ名称ワイン工場

古都サマルカンドは、秘密や伝説に満ちています。力強く、勇敢であった先祖たちである、商人、学者、戦士、手工業者の記憶を保存しています。長きにわたって町は、まさに波乱万丈な歴史的諸事件の目撃者でした。

町の地勢が有利で、シルクロードと交差していることの恩恵を受けた結果が、商業の発展と同様に、新しい文化の発展でした。この地方におけるワインの歴史は、すでに3世紀から始まっています。肥沃な土地、穏やかな気候、豊富な天然の泉は、ワイン生産の発展を促しました。

すでに100年以上にわたって、ザラフシャン渓谷のバギザガン農園では、5世代のワイン生産者が、愛情を込め、プロフェッショナルな意識を持って、ブドウを栽培してきました。

月日が経過し、1964年にはサマルカンドのワイン工場に附属してワイナリーが設立され、30年後の1994年には、「バギザガン」ワイン工場ができました。

たとえどんなに時間が流れたとしても、ブドウの木、一本一本に対して、胸をときめかせながら接したり、思いやりをもって面倒を見ることには変わりがありません。ブドウのそれぞれの品種に、苗木の植え付けから収穫まで、個別のアプローチがあります。そのとき、常に伝統的スタイルが尊重されています。

高級ワインであるのは、「サペラヴィ」種と「カベルネ」種とのブレンドの赤ワインと、「ルカツィテリ」種の白ワインです。2000年に、土地がユニークな特性を持つことが理解され、フランスから「メルロー」種と「シャルドネ」種の接ぎ木を始める決定がなされました。

バギザガン農園では土地そのものが、ブドウに秘密の、唯一無二の風味を加えます。その風味は秘密、伝説、伝統に包まれています。

村におけるブドウ栽培の発展は、自然条件の恵みを受けています。ザラフシャン川と、ウズベキスタンの真の自然財産である山々に近接していることによって、ここではユニークで年間を通して温かい、温暖大陸性気候が形成されています。

ワイン工場の地下蔵を訪れ、ワイン職人と一緒にナチュラルワイン、コニャック、果実酒の試飲（オードブル付き）ができる、我々の楽しいエクスカーションに、ぜひご参加ください。