リシタン、フェルガナ渓谷

リシタン

リシタン

リシタンはイシコル釉の産地です。陶器のユニークな彩色方法が行われる土地でもあります。この地で、ぜひアリシェル・ナジロフの工房をご訪問ください。そして、陶器生産の手のかかる工程をご覧ください。

イシコルは特別な草です。この草は毎年、春に山の麓で集められ、窯で燃やされます。灰が得られますが、この灰は再び何度か燃やされ、細かく砕かれた粉末にされます。この粉末は様々な金属酸化物と結合します。そしてこの絵の具で、水差し、大皿、碗、皿が彩色されます。最終の焼成において、このような絵の具は固まって、きらきらと輝く層になります。これらは空色、藍色、茶色の層です。この食器を使うと温かい食べ物は長い間冷めず、冷たい食べ物は冷たさが保たれます。

ナジロフ兄弟の広い工房には、多数の古い陶器からなるコレクションがあります。これを通して、それらの陶器の象徴的意義やフェルガナ盆地の陶工たちの歴史を調べることができます。骨董品はもちろん売り物でなく、ナジロフ家にとって殊更、自慢の品々です。しかしその他のものは、お客様が自分で作ったものを含め、購入することができます。興味深いマスタークラスを受講すると、陶土の気持ちを理解できるようになり哲学的な気分になります。